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君子蘭が咲きました

 2月ですね。
節分が過ぎ、大寒も過ぎ、例年どおり君子蘭が開花しました。
本来ならカテゴリーは「花」でしょうねぇ、、、
この君子蘭の身の上話を〜と思ってますが
元の育て親の通称、ガッツさんを抜きにしては語れませんので・・・
カテゴリーは「友達」でご勘弁を〜。
彼?彼女?(君子蘭)とガッツさんの聞くも涙、語るも涙の悲しく、そして心温まるお話をひとつ。


少し回りくどい長い話になるのは覚悟の上で
どうかおつきあいくださいね!
そもそも、事の始りは・・・・と、あれ?いつだったべか?
え〜と、たぶん7~8年前の丁度今ぐらいの頃、と思って下さい(謝:)
昼間は日が長くなってガラス越しの日差しも暖かい♪
放射冷却でその分、夜にはぐーんと気温が下がります。
その頃住んでいた道北の町は
テレビのニュースなどで十勝の陸別や旭川の江丹別などと最低気温を競いあうシバレの町でした。
その日も、確か零下30度を超えていた記憶があります。

>ノッコさ〜ん、居たぁ〜?

玄関で声がします。
出てみると、友人のガッツさんです、大きな鉢を抱えています。

>ちょっとぉ、この子達、助けてやってくれないべか〜?
>ど、どうしたの?
>腹立って、腹立って、、、う、う、う、・・・

関で仁王立ちしたガッツさんは涙声です。

ガッツさんは気の良い働き者の酪農家のお嫁さんです、お嫁さんと言ったって
私と同年齢だからその当時は50何才か?
それまでもちょくちょく嫁と姑の小さないざこざは有ったらしいけど
まぁ、現役の酪農家のお嫁さんは朝早くから夜遅くまで
牛舎で牛たちの搾乳や餌やりや掃除などと忙しいからね。
隠居したお姑さんと派手な立ち会いなんぞしているヒマも無しってことで
何とか平穏に治まっていたそうな。
ところが、、、お舅さんが80を超えて車の運転を止めてから
足の具合が悪いお姑さんの通院や用足しをお嫁さんに頼まざるを得なくなり、
頼まれても仕事の都合などでは、すぐにとは行かない事が度重なり・・・
ガッツさんに言わせると、それも直前になってあっちへ行け、こっちへ行けって言うんだよ!
だそうです。
病院や美容院でちょっと待たせただけで
ご近所や老人クラブで、うちの嫁は何時間も迎えに来てくれない鬼嫁〜と吹聴してるそうな。
夏場は本業の牧草の刈り入れを始め
花壇や庭や野菜畑の手入れなどと身体がいくつ有っても足りないほど多忙なお嫁さんも
冬場はね、花壇も畑も雪の下だし、牧草刈りも無いですもね。
当然、茶の間で顔をつきあわせる時間も増えるというモノ。
で、いさかいの始りの原因も確か、聞いたはずだけど
ちょっと思い出せませんが・・・
最初はねちねち、ぐちぐち言ってたお姑さんの口から

>親がだらしないから、娘たちもろくでなしなんだよ!
>都会で何こそやってるもんだか!

って娘さん達の悪口が出たそうです。
ガッツさんの娘さんってことはお姑さんにとっては可愛いはずの孫です。
それも学校を卒業するまで一緒に暮らしていた内孫です!
それまで、じっと我慢していたガッツさんも
こと我が子のこととなったら黙っていられません。

>自分の娘は何んなのさ〜!!!
>人の娘のこと言えるんだか!

って叫んで家を飛び出したんだそうです。
実は前年に保険のセールスレディをしていたお姑さんの娘さんが
ご主人と高校生と中学生の子供とを残して
某保険会社のN営業所長との不倫の果て
本州へ駆け落ちするという大事件が有ったばかりだったのです。
口にしてはいけない禁句だとわかっていたのに
売り言葉に買い言葉ですもね・・・解りますよね。

車で海辺まで行き時間をつぶして
それでも夕方の搾乳時間に間に合わせて家に戻ってみると
玄関の階段下の雪の中に
ガッツさんが大事に育てていた鉢花が捨てられていたそうです。

ゼラニュームや君子蘭や砂漠のバラなど十数鉢。
半泣きになりながら雪を払って牛舎に運び込んだそうです。

痛いところを突かれて腹の虫の納まらなかった姑さんが
有ること無いことお舅さんに告げ口したらしく
短腹なお舅さんがガッツさんの鉢花をターゲットにしたらしいです。
花にとってはとんだ災難ですね
火の気のない牛舎の隅に置いて、夜は毛布をかけたりしてみたけど
冷え込みで徐々に弱り出した様子で
10年以上も育ててきた君子蘭と砂漠のバラだけでも助けてやりたいと
私に助けを求めた〜とまぁ
話をかいつまんでみると
(かいつまめてませんけど
こんななりゆきらしいです。

寒さに弱い砂漠のバラは半月ほどして根元がぐすぐすに溶けだし
助けられませんでしたが
君子蘭のほうは新芽がことごとく凍傷で傷んだけれど
暖かくなった頃に一回り大きな鉢に植え替えして
木漏れ日の当たる山桜の木の下で養生させたおかげか
ガッツさんの思いが通じたのか
奇跡的に新芽が伸び出しました。

翌年にはついに花芽がつき、10個ほどだけど
花を見せてくれました。

年々、元気になり、根元から子苗も四本育ちました。



1昨年、N町から引っ越すときにガッツさん宅に里帰りさせようと思いましたが
(お舅さんはすでに亡く、お姑さんも寝たきりになり施設にお世話になっていました)
ガッツさんは小さな子苗を1本だけ欲しがり
親株はそのまま私に育ててほしいと言います。

一緒に越してきてから、去年、今年とこの一番冷え込みの強い時期に
約束のように花を見せてくれています。
たとえ草花でも心が有ると思う瞬間です。。。



君子蘭はヒガンバナ科、インコには良くないはずなので
隣の部屋に置いています。
特別にくーちゃんに見せてあげるね。



最後にガッツさんの名誉のために言い添えますが
あの騒動のあと、普段は車高の高いランドクルーザーに乗っているガッツさんですが
足腰の弱ったお舅、お姑さんのために
病院などの送り迎え用に乗り降りしやすい乗用車を買い
一生懸命尽くしてあげていました。
お姑さんが施設に入ってからは  ガッツさんが1週間も顔を見せないと
それまでのいきさつ忘れたかのように寂しがるんだそうです。
仕事の合間を見つけてはせっせと顔を見せに通っているガッツさん、
あなたは嫁の鑑です。

ちなみに、上司と駆け落ちしたお姑さんの実の娘さんは
埼玉にいることだけは判ったそうですが
お舅さん(父親)の葬儀にも
お姑さん(母親)のお見舞いにもいまだ顔を見せていないそうです。。。


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nori2herb3 | 日常 | 16:15 | comments(7) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
*アネモネ*さんへ
 君子蘭は葉っぱだけの時はすこし邪魔(笑)
それでも、色彩の乏しい冬に咲くと格別な気がしますネ。
昔、茶の間の出窓で咲かせてましたよね。
卵のカラを鉢に乗せて栄養を〜。
今みたいにハイポネックスやHB101なんてものは無かったンでしょうねぇ。
時々、昔のことを思い出します。
冬でもベコニアやゼラニュームが咲いていましたね。
東玄関には葉ボタンやオレンジ色の実のなる木、アレ、なんて名前だった?
そういえば最近見かけませんねー。
子供の頃の実家の様子が懐かしく思い出されます。
自分では良いおばあちゃんになるつもりですが
はたから見たら・・・自身ありませんョ。

posted by ノッコ ,2012/02/12 7:51 PM

匠さんへ
 こちらこそ、ありがとうございます。
匠さんの年頃を振り返ってみますと、大学、高校、中学の3人の子供の教育費の捻出で精一杯だった頃です(涙)
自身の老後の事はおろか、遠く離れた親には親孝行のかけらも出来なかった40代でした。
年を取ることで見えて来るものや気付くことがいっぱいで、悔やまれます。
このお姑さんたちも身体が不自由になって現役から退き、世話になっている=厄介者という負い目が素直にさせなかったのでしょう。
おまけに頼りにしていた娘は行方不明。
淋しくてつい嫁に当ってしまうおばぁちゃんの気持を考えさせられた事件でした。

posted by ノッコ ,2012/02/12 4:15 PM

ガッツさんの話は少々聞いて、
この君子ランの由来も、ちょつとだけ
聞いてたけど、酷過ぎで、気の毒で・・・それにしても、えらいお嫁さんですね〜
花には何も罪は無いのにね!

でも、ノッコさんの所で大事にされて
良かった!
お礼に、綺麗な花を楽しませてくれてるんですね。
余り遠くない老後を、益々考えさせられましたよ〜人の振り見て・・・・
可愛い御婆になんなくっちや(^^)

posted by アネモネ ,2012/02/12 4:01 PM

歳を重ねると寂しくなっていく気持ち、
まだ若輩者ですが子持ちシングルにて分からないでもないです。
裏切られた感しちゃうんでしょうね
寂しくて、それが愚痴となって、いつの間にか正当化=真実
私自身もそうならないではないような気がして怖いです。
胸に染みる文章です。
有難うございます。

posted by ,2012/02/11 9:38 PM

月うさぎさんへ 
 ガッツさんははたから見れば充分に良いお嫁さんでしたよ。
おじいさんもおばあさんも遊びに行くと
とっても喜んで野菜などを持たせてくれて
他人の私には良いお舅お姑さんに見えてました。
毎日の生活の中で
少しずつボタンのかけちがいみたいなものが出てくるんでしょうかねぇ。
人間はかなしいですね、年を取ると言うことは
本当に残酷ですね。。。
月うさぎさんも苦労でしたね。
でも、忍耐の姑仕え、立派です!

posted by ノッコ ,2012/02/10 9:12 PM

そうそう 内孫って 可愛いはずなんですが 我が家の爺婆さんも 結構説教たれてたようです
私達が隣組の旅行に行って居ない間に、2時間近く説教し、私の悪いことを延々とまくしたてたとか・・・
そうまでして 孫に嫌われなくとも、私は充分にあんた達(爺婆さん)嫌いやし・・なんちゃって〜〜!

posted by 月うさぎ ,2012/02/09 10:55 AM

そうですか お舅さんもお姑さんの言いなりですね 何処も同じです
我が家の舅も 62歳で倒れてからは姑に世話になるので もう言う通りでした 私達の寝室ですよ寝室・・のテレビの裏に埃が溜まっていると注意! え〜〜勝手に部屋に入ったの!!ですよね!
私置いていた箱も触ってこんなん捨てろと言わんばかりに 廊下に出してあったし・・
でも ガッツさん可愛そうでしたね 家の仕事のために一生懸命だったのに・・・ ご主人は どうだべか??  とかく年寄りは言い出すともうすぐにしないと我慢できないんですよね こっちの都合なんて関係ないんですものね トホホ!

posted by 月うさぎ ,2012/02/09 10:48 AM










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